「国(国家)」と「地域」と違い!きちんと理解してますか!?

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最近、テレビや新聞などのニュースを見ていて、「20ヶ国・地域」などの表現に目が止まりました。

政治面や国際面の記事だけでなく、スポーツ大会などの記事でも「国・地域」を併記しているケースが多いようです。

そこで、今回の記事では、「国(国家)」と「地域」の違いを調べてみました!!

国(国家)とは!?

まず、「国(国家)」とは何か、その条件について調べてみました。

「領土」「国民」「主権」の3要素を満たすこと

近代国家として認められる3要素に「領土」「国民」「主権」が挙げられます。例えば日本の場合は、日本列島とその周辺の島々などの「領土」があり、約1億2000万人の「国民」が存在し、憲法でも規定されているように国民が「主権」を持っています。アメリカでも、中国でも、インドでも、ブラジルでも、この3要素を持っているから、国家として認められているのです。

他国からの「承認」が国家の条件!?

「領土」「国民」「主権」の3要素を満たしていても、他国からの「承認」がなければ、国家として認められることはありません。つまり、「俺たちは国家だぜ!」と主張していても、それを承認している国がなければ、誰からも国家として相手にされないので、国家とは言えないことになります。2014年頃から話題の「イスラム国(IS/ISIS)」ですが、彼ら自身は国家樹立を宣言していますが、国家承認している他国が皆無なので、国家としては認められていません。

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地域とは!?

では、「地域」とは、どんな存在なのでしょうか!?幾つか具体的に見ていきましょう。

台湾(中華民国)

日本も含め多くの国が、中国(中華人民共和国)を国家承認しているため、台湾は「地域」として扱われます。スポーツの大会などでは、台湾が地域であることを意識して「チャイニーズ・タイペイ」という表現も使われます。(※台湾を国家承認して、中国と国交を結んでいない国も世界に22ヶ国あります)

パレスチナ

日本政府は、パレスチナを国家承認していないため、日本国内のメディアなんどでは、パレスチナは「地域」として扱われます。西側先進国の多くがパレスチナを国家承認していませんが、世界では約130ヶ国がパレスチナを国家承認しています。

北朝鮮

日本は韓国を国家承認していますので、北朝鮮を国家と認めていません。拉致問題などの懸案が解決するまでは、北朝鮮を国家承認して国交を結ぶ可能性は低いと見られています。しかし、先進国の中には韓国と北朝鮮を共に国家承認している国もあり、実質的には国家として扱われています。日本政府にとっては、「地域」という扱いになります。

香港・マカオ

台湾やパレスチナは、「自分たちは国家だ」と主張していますが、日本では「地域」として扱われています。しかし、香港・マカオは、イギリスやポルトガルからの返還後、高度な自治権を有している一方で、独立を主張している訳ではありません。そのため、「地域」として扱われます。

「国(国家)」と「地域」の違いは微妙なもの!?

国家と地域の違いは、非常に微妙なものだと言えるでしょう。各国の政治的な立場などによって、考え方が違って来るからです。

テレビや新聞などで「○○ヶ国・地域」という表現を見た際は、「国家に準ずる存在だが、国家と認められない部分がある地域」が含まれていると考えると良いでしょう。

まとめ

国家と地域の線引きは、非常に曖昧ですし、これからも変化していく可能性もあるものです。

国家の3要素(領土、国民、主権)を持っていて、多くの他国から国家承認されていたら「国家」であり、そうでない場合は「地域」と呼ぶと考えれば、特に問題無いでしょう。

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